『64』横山秀夫 読み返し

この長編を一気読みできてしまうって横山秀夫のすごさだよね。
読んでも読んでも謎を残して、でもご都合主義には終わらせない。

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)64(ロクヨン) 下 (文春文庫)

ドラマ化されたと思ったら今度は映画化。
佐藤浩市は好きだから見に行ってもいいかも。その前にドラマも見ておこうかな。(こちらはピエール滝)

D県警シリーズは警察の裏方にスポットが当たり人間ドラマが深いよね。これだけ長編だとかかわり合いも複雑かと思いきや短編よりは複雑じゃない?そうでもないか。
どちらにしろD県警がシリーズになっているからわかりやすいのかな。いやいや、知っているからこそ惑わされる?
特に二渡はどこまで関係あるのか全く関係ないのかその存在自体が惑わせる。

娘を思う親の気持ちが痛いほどわかる。わかるからこそわからない。

そして家を守ると言うこと。

会社を守るということ。

ほんと、考えさせられます。