2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『ふる』西加奈子 女をば法の御蔵と云うぞ実に釈迦も達磨もひょいひょいと生む うーん新田人生 君は何度生まれてきたのか

東京で女友達とルームシェアしてる関西の女の子の生き方の「何か」を描いてる。 「何か」がわからないから人生なんですけど、今と昔を、回りの人達との関わりをうまく遣り繰りしてきた自分を客観的に見たときにちょっと考えてしまった。みたいなことですか?…

『九月の恋と出会うまで』松尾由美 うつむいて歩く男が無愛想な理由が機嫌が悪いからだとは限らない

本屋さんに平積みになっていて、『書店員が選んだもう一度読みたい恋愛文庫第1位』っていう帯に興味を持ってみました。 もう一度読みたいってことがメインなのか、恋愛小説ってことがメインなのか…とか難しいことを考えたわけじゃないんだけど、兎に角そん…

自分の好きな本を薦めるということ 続き

お薦め本を人に貸すのはいろんな意味でリスクがありますね。今回のように、あまり共感してもらえなかった(かな)という時。 ちょっと残念。 有名どころなので、『ダメなものを紹介してしまった』という思いはないですけど。もう一つは返してもらえない時。 …

自分の好きな本を薦めるということ

『煌夜祭』が返って来ない…とか、 『グッバイヒーロー』どこ行った…とか、 書いたんですけど。やっと戻ってきました。以前、かなり以前ですけど、読み終わった『刑事のまなざし』が今一つだったので、一緒に居た人にさしあげたのがきっかけです。 まぁ、面白…

もう少ししたら花見ですね ちょっと寒いけど

お花見って江戸時代からの風流な行楽の一つですね。江戸時代からしたら風流というより『流行』だったのかもしれないですけど。 行楽としては桜以外にも季節の花や紅葉狩り、寺社仏閣見学ツアー、芝居などがあったんでしょうから、江戸時代の日本って平和で、…

『密室殺人ゲーム王手飛車取り』歌野晶午 中日ファンという理由だけで殺されてしまうことが有るなんて

3部作なの?? To Be Continued 密室殺人ゲームシリーズが3冊なのは知っていたけど、連作長編小説だとは思わなかった。 続きを読みたくはなるけど、確かかなり厚かったぞ。5人だけのネットコミュニティの『遊び』は探偵ゲーム。 殺した犯人を捜すのではな…

『ドンナ ビアンカ』 誉田哲也 恋に落ちてしまうと真っ当な思考が出来なくなってしまうモノなのか

魚住久江シリーズの第二弾は長編です。 装丁は『ドルチェ』と同じく、真っ赤な傘の女ですね。 今回も「ブクロの金魚」の片割れ金本と行動を共にすることになる久江。 でも、以前とは違う目で見ることができる様になっている。峰岸くんの存在も大きくなってき…

『あなたが愛した記憶』誉田哲也 愛する男の為に命を懸ける女。愛する男の為に他の男に身をゆだねる女。

そうです、二冊買ってしまったのはこの本です。 誉田氏のサスペンスというかミステリーというかホラーというかそういうところが好きなのでそれだけでも買いたく(読みたく?)なったのですが、題名と帯に書かれた内容のギャップにも惹かれました。だって、『あ…

やってしまいました。今年は1回目…

本屋の前を通ると寄ってしまいますよね。平積みの新刊コーナー見て、ベスト10コーナー見て、面陳の店員さんおすすめ見て…と気が付くと「あら、こんな時間」ってなっちゃいます。当然、手には数冊の本が!そのままレジに行ってしまうわけですが、私のように読…

浜名湖湖畔のハチミツ屋さん

浜名湖湖畔にあるハチミツ屋さんに行ってきましたよ。 2、3ヶ月に一度ハチミツを買いにいくのですが、今日はマスコットのぶんぶん(ゆるキャラって感じじゃなくてマスコット)が居たので一緒に写真を撮ってきました。ラッキーでした。 場所は浜名湖の中の猪鼻…

ブッシュ咲きのヒヤシンス

ブッシュ咲きのヒヤシンスを昨年見つけて植えてみました。 ヒヤシンスと言えばボーーンって感じのボリュームのあるイメージだけどブッシュ咲きだとどんな感じでしょう。 一球からどのくらい咲くのかな?と、半信半疑で大きめの鉢に植えてあります。 先週のよ…

『彼女が灰になる日まで』浦賀和宏 女の怨念はどこまで続くのか。怨念は愛に変わるのか

前作で瀕死だったフリージャーナリストの桑原銀次郎のシリーズ第四弾。 一応銀ちゃんは生き返ったけど、もはやゾンビなのか。覇気がない。 文章も同じ言葉の繰り返し。これは銀ちゃんの容態を表すためのテクニックなのかな。浦賀氏の劣化かな?前者という事…

病院の待合室で読むと

調子が悪いわけではないけど病院に行ってきました。 結局良いか悪いかはまだわからないんですけど、それとはべつに。 待合室で待ってる間に本を読み終わっちゃたわけです。 2時間くらい待ってましたからね。 そこにあったのはたくさんの本なんですが、『ゴ…

新幹線3列席で富士山を見る

久しぶりの遠出です。一ヶ月ほど電車に乗ってなかったからね。 本を読む量が少なかったわけはそういうことです。 東海道新幹線から富士山を見るには2列席に座るのは常識ですよね。「3列席の方に座っても見ることができる」っていうのも何となく常識になっ…

『彼女の倖せを祈れない』浦賀和宏 彼女は本当に幸せなのか。オンナの幸せとはなんなのかを考えさせられる。

桑原銀次郎シリーズの第三弾です。 「銀次郎死す」もう死んじゃうの? いや、どうなの?今回は銀ちゃんは何もしないで殺される役でした。 でも、『彼女が灰になる日まで』があるってことは生きてるの?死ぬ前の話?『彼女は存在しない』みたいに別の話? 『…