『砕け散るところを見せてあげる』竹宮ゆゆこ 敢えて荊の道を歩む。愛してくれる人を信じて。

その微かな光だけで満足(幸せを感じられる)するのは大事なことだけど。
幸せであることが当たり前で鈍感になっている人が増えてしまっているのかもしれないけど。
もう少し幸せを望んでも良いんじゃないか。

砕け散るところを見せてあげる (新潮文庫nex)


周りとうまくやれていない女の子。大人になった今だから理性で判断できるけど、弱肉強食(野生の法則)に近い子供にはかっこうの餌食となる…と思う自分、を嫌だなとも思う。

「死」の臭いがつきまとい、そして「愛」に救いを求めてしまう。
愛には終わりがないことを信じている。
最後の最後まで戦い続けるヒーローと同じように。