誉田哲也

『ジウI』 誉田哲也 闇に恐怖を感じるのは、その中にモノが潜むからではなく、想像力が追いつかないから。

『ガラスの太陽』NとRが出たわけですけど、姫川シリーズは読んではいるけど、ジウシリーズを読んでいないので読むわけにはいかない()。 という訳でジウシリーズを読むことにしました。 Ⅰを一気読み。 そして、見てはいないけどドラマの配役がミスっているこ…

『主よ、永遠の休息を』 誉田哲也 男は過ちを繰り返し 女は十字架を背負いきれない

キャップに最後の言葉を言わせたいがための物語ではないだろうか。 それはそれでいいと思う。あの結末でしか出てこない言葉だからあの結末になるのも仕方がない。 そして、なぜ大人の男がもっとリアルに解決に向けて動かなかったのか。 助かる命があるのでは…

自分の好きな本を薦めるということ

『煌夜祭』が返って来ない…とか、 『グッバイヒーロー』どこ行った…とか、 書いたんですけど。やっと戻ってきました。以前、かなり以前ですけど、読み終わった『刑事のまなざし』が今一つだったので、一緒に居た人にさしあげたのがきっかけです。 まぁ、面白…

『ドンナ ビアンカ』 誉田哲也 恋に落ちてしまうと真っ当な思考が出来なくなってしまうモノなのか

魚住久江シリーズの第二弾は長編です。 装丁は『ドルチェ』と同じく、真っ赤な傘の女ですね。 今回も「ブクロの金魚」の片割れ金本と行動を共にすることになる久江。 でも、以前とは違う目で見ることができる様になっている。峰岸くんの存在も大きくなってき…

『あなたが愛した記憶』誉田哲也 愛する男の為に命を懸ける女。愛する男の為に他の男に身をゆだねる女。

そうです、二冊買ってしまったのはこの本です。 誉田氏のサスペンスというかミステリーというかホラーというかそういうところが好きなのでそれだけでも買いたく(読みたく?)なったのですが、題名と帯に書かれた内容のギャップにも惹かれました。だって、『あ…

『ストロベリーナイト』誉田哲也 快楽なのか中毒なのか。

テレビドラマと映画にもなった『ストロベリーナイト』シリーズ(姫川シリーズと呼ばれてる)の第一弾です。 警視庁捜査一課の姫川玲子は若くて才能が有って美人、さらに暗い過去がある。ドラマでも竹内結子が熱演。 公園の池のそばで見つかった死体から始まる…

『シンメトリー』誉田哲也 とは

誉田哲也の『シンメトリー』を紹介 姫川班シリーズの第三弾。東京 過ぎた正義 右では殴らない シンメトリー。 左だけ見た場合 悪しき実 手紙の短編7編の短編集。 時系列が遡っている作品もあるが、そのほとんどがテレビドラマ「ストロベリーナイト」と同時期…

『インビシブルレイン』誉田哲也 とは

誉田哲也の『インビシブルレイン』 を紹介 姫川班シリーズの第四弾。『ストロベリーナイト』の題名で映画化された。(商業的な理由であることは明らか) 姫川班の大きな転換期となる事件。 やくざって本当の親子兄弟ではなくても、他に頼るところが無いから…

『ドルチェ』誉田哲也 とは

誉田哲也の『ドルチェ』の紹介 「ブクロの金魚」シリーズ(魚住久江シリーズかな?)の第一弾。袋の金魚 ドルチェ バスストップ 誰のために ブルードパラサイト 愛したのが百年目 の6編を収録。元捜査一課の女刑事魚住久江が所轄から捜査一課にも戻らないには…