『 重力ピエロ』 伊坂幸太郎 小さなとげは抜けない。そして中で腐って膿となる。膿さえ出しつくせば元通りになるのか。

やっと秋らしくなってきた。秋と言えば読書の秋。夏の間は暑くて読書どころじゃないよ…と言うほど読まなかった訳じゃないけど、レビューを書くところまではたどり着けなかった。オリンピックもあったし。
という事で、8月9月に読んだのは7冊くらいかな。これは少しずつアップするとして、『重力ピエロ』を読み終わった。
重力ピエロ (新潮文庫)
何故か帯がついてますね。新潮文庫さん…

そして、映画にもなりましたよね、加瀬君と誰だったかな?
重力ピエロ
見ても名前が…申し訳ない。

当然と言っていいくらい舞台は仙台。そして家族。
幸せを維持するためにバランスをとっているのか、バランスがとれているから幸せなのか。幸せとは何なのか、家族とは何なのか。
正しいこととは…悪いこととは…。
理不尽な暴力に対抗するのは暴力なのか非暴力なのか。

弟君の心を癒せることはできるのだろうか。