『掏摸(スリ)』 中村文則 自分のルールを守りたいからアウトローで居るのに、何故力の強いやつに振り回されなくちゃならないのか

俺は悪いことする奴は嫌いだし、生まれのせいにするのはもっと嫌い。
そして、仕方ない、と思っちゃいけない。

掏摸(スリ) (河出文庫)
暴力のなかで生まれる人格を乗り越えさせようとしているんだよね。
そうじゃないときもあるから中村文則が根本的にどんな人間なのかは分からないし、小説と小説家が一致するわけでもない。
でもきっと反社会的な人間なんだろうな、と思いながら次の本をとってしまう。

抗えない運命や、絶対悪への恐れ。
抗えないことの怒りや絶対悪への嫌悪が恐れを上回ったとき、本当に強くなることができる。
俺の場合、夢から覚めるんだけどね。


【本】僕には塔が見えるだろうか 中村文則『掏摸』 - 世界の端っこで何も叫ばない

もっと続ければよかったのに。勿体ないよ。

2016/07/04 00:02


綾野剛*決定的な正解がここにある《中村文則/掏摸(スリ)》2013-02-20 - Lに捧げるちいさな図書館

剛くんって若くして主役を貼るだけだけあって感性が高いんですね

2016/07/04 00:08


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