『去年の冬、きみと別れ』中村文則 そして黙って難を逃れていくその他大勢がいる。それは間違っていないのだろう。

理不尽な犯罪を犯す奴は自分勝手なんじゃなくて自分だけなんだ。自分だけ=自分さえよければ他のことはどうでもいい。結局自分勝手ってことか。
そんな奴らに振り回されてしまうのが現実。
物言わぬ大勢よりも文句ばかり言う変わり者が得をする世界。
去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)


誰が一番自分勝手なのか。





『何もかも憂鬱な夜に』的なものを読むつもりでいたので、得をしたような損をしたような。
何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)
現代の闇の病として読むほうが良いのかもしれませんね。
ミステリーとしては真実を事細かく説明してもらわないほうが怖かったかも。

『去年の冬、きみと別れ』(中村文則 著)のウラ話<新刊オモテウラ話>幻冬舎編集部 - 幻冬舎plus

世界で一番最初の読者になれた幸せを感じますね。

2016/04/16 15:52