『彼女の倖せを祈れない』浦賀和宏 彼女は本当に幸せなのか。オンナの幸せとはなんなのかを考えさせられる。

桑原銀次郎シリーズの第三弾です。
彼女の倖せを祈れない (幻冬舎文庫)

「銀次郎死す」もう死んじゃうの? いや、どうなの?

今回は銀ちゃんは何もしないで殺される役でした。
でも、『彼女が灰になる日まで』があるってことは生きてるの?死ぬ前の話?『彼女は存在しない』みたいに別の話?



『彼女のために生まれた』事件で、銀次郎も業界で名前を知られるようになった訳だけど、青葉にそんなに恨まれてるって感じなかったから前半への入り込みが遅れた。
前半最後に登場人物が揃ったけど、その時点でトリックは確定。

後半はトリックに違和感を感じながら「ギリセーフ?」「無理あるから勘違い?」って感じでした。
読み直してみると「ギリアウト」ですね。無理しすぎてます。


うーん「倖せを祈れない」の対象になる「彼女」って誰なんだろ。
『彼女は存在しない』の彼女は「あのひと」だし、
『彼女の血が溶けていく』の彼女は「あのひと」だし、
『彼女のために生まれた』の彼女は「あのひと」だよね。
『彼女の倖せを祈れない』の彼女は「あのひと」なのかな。

ってことで『彼女が灰になる日まで』を読みますね。


kind-of-four.hateblo.jp

kind-of-four.hateblo.jp

kind-of-four.hateblo.jp