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『約束の森』 沢木冬吾 絆って実の家族じゃなくても深まるんだな。

事件で奥さんを亡くした元警官と二人の同居人、そして一頭の犬の物語。大長編。
約束の森 (角川文庫)

事件に巻き込まれて希望を持てなくなった人間が、同じように希望を捨てた犬と関わることで変わっていく。
でも、やっぱり事件を呼び込む星の下に生まれてきてるんでしょうね。大きな事件に巻き込まれていく。そしてマクナイトが警察犬になれなかった理由も明らかになる。
スケールの大きさはダイハードレベルです。

擬似家族でも、いつか本当の家族以上の強い絆を持つことが出来るのか、と考えながら、ぜひそういうときが来てほしいな。と思わせるいい本でした。
登場人物に無駄がないのもよかった。まぁ猫と鳥とかも出てきますけど、大活躍してくれます。

擬似家族と言えば『at Home(アットホーム)』もそうでしたね。これは本多孝好の四編の短編集の表題作。
映画にするには物足りないのではないかと思けど、作りやすいシンプルな作品ですね。でも、映画は見ていません。
at Home (角川文庫)