連作短編
夏なので長編を避けてみたのですが… 北村薫は10年以上前に『スキップ』『ターン』『リセット』の三部作を読んだきり。 中でも『ターン』は主人公の孤独な戦いを描いていたけど構成がとても新鮮でスリリングだったのを覚えてます。 そしてこれはベッキーさん…
いきなり離婚、別居の家族の話。そしてチンピラ以上やくざ以下のアタリ屋の話。 ここんところディープでダークなのが多かったから、今度もか??こんなおいしそうな装丁なのに?? と思ったが、そこは伊坂幸太郎。細かいことに興味のない二人の男。一人に嵌…
八つの短編の連作です。 これも「刑事」の謎解きではないかたちの人間ドラマです。まぁ、犯人探しはするんですけどね。 テレビドラマではどうしてもヒロインを入れたくなるのでしょう小坂留美(松下由樹)が部下として出てきていますね。さらに松下由樹の年齢…
「MOMENT」を再読して、「WILL」「MEMORY」とシリーズを一気読みしてしまいました。 3冊読んでの感想は「こんなバランスが丁度良いのかもしれないな」でした。 もうちょっと仕事人を読みたかったし、7年後の神田の事も知りたかった。でも、これでも十分だ…
すぐに本屋に行って本多孝好を買ってきました。 『MOMENT』から7年後の森野が主役の連作短編です。 4ページしかないプロローグで泣いてしまいました。 森野の両親への想いを「森野葬儀店」に来る人たちの想いと共に少しずつ読み解いていく感じかな。 当然文…
元日に書いた通り古い本の山から見つけた『MOMENT』を読み終わった。2005年の初版本ですね。10年ぶりに読んだことになります。 装丁も変わっています。手元にあるのはもう少し雲の多い空に蝶が舞っている物です。 この企画の画像の右側のままが装丁…
昨年中に読み終わってますが書かず仕舞いでした。 AとBの二つの短編の連作と言うかカップリングのような小説。虚構と現実の境界線が分からなくなるような仕掛けでBにつなげていく仕掛けになってますが、はっきり言って蛇足でしょう。2010年のブック・オブ・…
本当の辻は点が二つある旧字体ですね。 映画にもなったので俳優さんのファンの方なども知っているでしょうね。 まぁ亡くなってしまった人と、一度だけ会うことが出来る(ようにしてあげられる)力を持った人とその人に関わることで区切りをつけていく人たちの…
西條奈加さん。知らない… 裏表紙の紹介文を読んで買ったけど、もっとましな紹介文書いてよ。ただのネタバレで、最初の面白味が半減。紹介文の内容が基本で物語が進むと思ったら、少しずつ近づけて行く流れなんだよ。 お話し全体は『いいお話し』でしたね。ち…