伊坂幸太郎

『 重力ピエロ』 伊坂幸太郎 小さなとげは抜けない。そして中で腐って膿となる。膿さえ出しつくせば元通りになるのか。

やっと秋らしくなってきた。秋と言えば読書の秋。夏の間は暑くて読書どころじゃないよ…と言うほど読まなかった訳じゃないけど、レビューを書くところまではたどり着けなかった。オリンピックもあったし。 という事で、8月9月に読んだのは7冊くらいかな。こ…

『ガソリン生活』伊坂幸太郎 彼らがこうやって話しかけて、見守って、応援してくれていることを知っていたら、僕らはもう少し頑張ってこれたのに。

この本読んだら車を買い換えられなくなります。 今年19年式の車の車検を通したんだけど、「もうそろそろかな」とか思っちゃってました。いやいや、ダメです、そんなこと言っちゃ。だって、雨の日も風の日も朝早くても夜遅くてもずっとうちの家族を運んでく…

ちょっと忙しくて…って言い訳する人の9割は忙しくない

忙しいと言うより気が回らなくなってしまいますよね。 実際、本を読む時間はあったんだし。 なので、まとめて3連発です。もうひとつ。 読みかけを鹿児島のホテルに忘れてきてしまいました。 郵送料が1000円掛かるそうです。2冊買えるので、送ってもらう…

『残り全部バケーション』 伊坂幸太郎 正義ってなんだ。またひとり裏のヒーローを見つけた

いきなり離婚、別居の家族の話。そしてチンピラ以上やくざ以下のアタリ屋の話。 ここんところディープでダークなのが多かったから、今度もか??こんなおいしそうな装丁なのに?? と思ったが、そこは伊坂幸太郎。細かいことに興味のない二人の男。一人に嵌…

病院の待合室で読むと

調子が悪いわけではないけど病院に行ってきました。 結局良いか悪いかはまだわからないんですけど、それとはべつに。 待合室で待ってる間に本を読み終わっちゃたわけです。 2時間くらい待ってましたからね。 そこにあったのはたくさんの本なんですが、『ゴ…

『ポテチ』伊坂幸太郎 読み返し

短編の表題作でもないのが映画化されるのはなかなか無さそうですよね。と思ったらそうでもないです。 『ポテチ』は原作もいいけど映画では岳くんがいい感じでしたね。あの「えっ」っていう感じ。いつも通りだけど上手い。 岳くんは伊坂幸太郎の映画にはたく…

『フィッシュストーリー』伊坂幸太郎 とは

伊坂幸太郎の『フィッシュストーリー』の紹介 短編動物園のエンジン サクリファイス フィッシュストーリー ポテチ4編からなる短編集。フィッシュストーリー、ポテチは映画化されている。 『ポテチ』があまりにも秀逸なため他の3編のイメージが浮かばない。

『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂幸太郎 とは

伊坂幸太郎の『アヒルと鴨のコインロッカー』の紹介 新大学生が都会(仙台)に出てきて、なんかわからないうちに犯罪や死に係わってしまう。 その係わりあい方は自然でもあり不自然でもある。 不自然な理由はなれなれしい隣人のせい。映像には適さないと思われ…

『魔王』伊坂幸太郎 とは

伊坂幸太郎の『魔王』の紹介 ちょっとした能力を持った兄弟が体制に疑問をもって行動をする。 前半は兄。後半は弟がそれぞれ自分の考えの中で行動するようすが描かれている。 能力の内容も兄弟の考え方も、まぁ普通で心が揺さぶられる動機にならない。 魔王 …