『遮光』中村文則 自分を否定するとか肯定するとかの前に「決められちゃう」ことのつらさを感じたことはあるかい
人間の内面というか欲望とかよくわからないものを表現するってすごいんだろうけどよくわからない。
芥川賞取るってこういうことなんだろうけど。
これが全部「そう演じなきゃいけない」っていう私の演出で、誰も死んでなくて、「勝手に殺すなよ」と言って笑い会えたらすごく幸せなのに。だって、友達が死んでるかどうかなんてもっとわかるはずじゃん。
ああ、不条理すぎて何を伝えれば良いのか分からない。
『Q&A』恩田陸 ほらあそこの、光に近い方が神で闇に近い方が悪魔。いいえ、両方とも悪魔よ。
何故『Q&A』なのか。
『質問と応え』という構成は面白いかもしれないけど、だからこそ表現できた内容にはなってないかな?
結局よくわからないまま、よくわからないから、人の心を蝕んでしまった。
いくつかの災難のなかでも心を病む人、心を蝕むものが発生したけどそこに理由やら名前やらを付ける必要があるのかなぁって思う。
名前を付けたとたんにそれらは具現化し、力を増し、広がる。
それがわかっているのにあえて名前を付ける。
もう、そこに利権が生まれる(利権を生み出す)事が目的なんだなぁってこともわかってる。
奇跡
神
が
欲望
悪
だった
それだけの物語の方が面白かっただろうに。
恩田陸は常野物語がいいね。
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袋井市の『可睡ゆりの園』に行ってきました。可睡斎って言っちゃいますけど同じではないようです。
牡丹園を見に来た袋井の可睡斎(秋葉総本殿:秋葉山系の一番偉いところ?)のすぐ横に可睡ゆりの園があります。
このところ毎年来ていて、去年は苗を3鉢買いました。
きれいな花が咲いて、今年もたくさん蕾を付けています。一つは茎の太さが3センチくらいになって、高さも170センチくらいになりそうです。
花も10個ほど咲きそうです。
28日から開園ということなので、昨日に続いて東名でドライブお花見ツアーです。
入場料はちょっと高いかな?と思うのですが、ゆりのきれいさだけじゃなく、景観もとってもいいですよ。小山に囲まれて大きな池があるって感じですけど。
今年もつい、苗を買いそうになってしまいましたが、置く場所がないので、踏みとどまりました。
まだ少し早い感じでした。
クレマチスも綺麗でした。
28年5月に読んだ本 4冊
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思ったほど読めませんでした。
車で姫路行ったりしたからね。
『島田市ばらの丘公園』に行ってきました。静岡県のバラの生産量は日本で二番目。
島田市のバラの丘公園は気軽にバラを楽しめるので何度か来ています。
「ミス島田」「メモリー・オブ・シマダ」という島田市の名前を持ったバラもあります。
どれがどれだかわからないですけど、「ミス島田」は立派な赤いバラ、「メモリー・オブ・シマダ」は白くてきれいです。特に「メモリー・オブ・シマダ」はこの『島田市ばらの丘公園』の開園15周年で作られたようです。他にも「ハートフル」「帯姫」などが島田にちなんだバラだということです。
きれいな、と言うと好みもあるので、気になったのは
プリンセスミチコ、ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ、シャルルドゴール、ピース、高雄、ブルームーン、近衛、絵日傘ですね。
写真と名前がバラバラだけどみんなきれいでしょ。
『迷宮』中村文則 心が病む。心って本当に病むのだろうか。そう思いたいだけなのではないのか。それは心が病んでいるのか。
自分を客観的に見ることって大事なようだけど無駄なんじゃないかって思う。
その見てるヒトって誰?
自分を見てる自分なんて不自然すぎる。
その不自然にはまっちゃダメなんだ。
でも、はまりたくなるヒトや、はめ込もうとするヤツがいる。
そんなことを無視したときに闇のようでも出口があることがわかるんじゃないかな。
その出口に光が射すかどうかは別の話。
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中村文則には、なんだかんだ言って希望を感じるんだよね。パンドラの匣のように。
『高校入試』湊かなえ ボタンの掛け違いは、ボタンを外して最初から掛け直すことだってできる。その勇気がある者だけがドアを開けて歩き出せる。
ドラマになったと言うか、ドラマの為の脚本(脚本家としての一作目)の小説化ですね。
当然、DVDも販売されてます。
ドラマは見ていないしシナリオも読んでいないのです。
脚本って、心情とか文体とか作家に必要なものは要らないって思ってたんだけど合ってるのかな?
そうなら作家が書くとどうなっちゃうんでしょうね。
テレビ局なんかとのコラボレーションで仕方なくやってるんでしょうね。
この頃から湊かなえがつまらなくなったってことになってしまいましたね。違うのかもしれませんがそう思われても仕方ない作品があるので、良い作品で見返して欲しいですね。
と、他人事のようなコメントになってしまいました。
やはり作家はすべてに台詞に感情を込めて小説を書いて欲しいです。それができるかどうかが作家として一流かどうかなのですから。
監督や俳優に任せてしまう脚本家とはそこが違うのですから。脚本家さんごめんなさい。
でも、現代の学校やネットの問題点を分かりやすく提起しているので良いと思いますよ。