『約束の森』 沢木冬吾 絆って実の家族じゃなくても深まるんだな。

事件で奥さんを亡くした元警官と二人の同居人、そして一頭の犬の物語。大長編。
約束の森 (角川文庫)

事件に巻き込まれて希望を持てなくなった人間が、同じように希望を捨てた犬と関わることで変わっていく。
でも、やっぱり事件を呼び込む星の下に生まれてきてるんでしょうね。大きな事件に巻き込まれていく。そしてマクナイトが警察犬になれなかった理由も明らかになる。
スケールの大きさはダイハードレベルです。

擬似家族でも、いつか本当の家族以上の強い絆を持つことが出来るのか、と考えながら、ぜひそういうときが来てほしいな。と思わせるいい本でした。
登場人物に無駄がないのもよかった。まぁ猫と鳥とかも出てきますけど、大活躍してくれます。

擬似家族と言えば『at Home(アットホーム)』もそうでしたね。これは本多孝好の四編の短編集の表題作。
映画にするには物足りないのではないかと思けど、作りやすいシンプルな作品ですね。でも、映画は見ていません。
at Home (角川文庫)

綺麗に雪が積もりましたよ

今週の雨で富士山に綺麗に雪が積もりました。
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よそ見をすると危ないですが、この辺りではみんなスローダウンしてました。これだけ綺麗だと見たくもなりますよね。(運転しながら撮影していないのでご心配なく)

富士山って青いでしょ。

『ツナグ』辻村深月 気持ちって見えなくてもそこに在るんだよ

本当の辻は点が二つある旧字体ですね。
映画にもなったので俳優さんのファンの方なども知っているでしょうね。
まぁ亡くなってしまった人と、一度だけ会うことが出来る(ようにしてあげられる)力を持った人とその人に関わることで区切りをつけていく人たちのお話しの連作長編です。
若い主人公が短い期間で経験を積んでいく様が良く描けている。
色々な人たちの亡くなった人への思いも、また、亡くなった人の生きてる人への思いも少しづつ切ない。
どちらかというと亡くなった人の思いって書かれること無いけど、辻村さんの作品にはあるよね。そんな辻村さんの本はとても好きです。「ツナグ」今まで読んだ中では真ん中くらいに好きかな?
ツナグ (新潮文庫)

『城を噛ませた男』 伊東潤 生きることに必死になれる。死ぬことにも必死になれる。

歴史物はあまり読む方じゃないけど、人生を感じるものが多いですね。
「城を噛ませた男」は表題作含めた5編 の短編集。
策を練って裏の裏をかくけどその裏をかかれちゃうくらいの権謀術数を描いてあったかな?
面白かったのは「鯨のくる城」
くしくも今週行ってきたばかりだけど、山の上にきれいに見えましたよ。小田原攻めの時伊豆半島地侍のエピソード。「武士のなんとか」よりも自由に生きた男って感じの親方と、寒村というか漁村の漁師兼家来のお話し。
城を噛ませた男 (光文社時代小説文庫)
こういう感じで生きたいなぁって想う。

毎日本を読み終わる訳じゃないからなぁ

毎日本を読み終わる訳じゃないし、旅行にばかりいってる訳じゃないから書くことをむりやり捻り出さなきゃって思ったら…長続きしなくなるなぁって思った。
と言って、何も書かないとそのまま止めちゃいそうだから気に入ってる本を紹介してみることにした。
かといって、こっちに時間を使いすぎると本読めないしね。
今日は、まぁそういうことにしたってことだけ書いておこう。

『夢の上』 多崎礼 生まれ落ちた時にその運命は決まるのか。それでいいのか。

文庫本にならない理由がわかった。

とにかく『煌夜祭』が面白かった。こんなにいい作品を書く人ってどんな人?って思って多崎礼の次の文庫化を待ってたけど、待ちきれなくて新書?で読んだ…

煌夜祭のように設定があるのも良いでしょう。設定からの推測も面白いでしょう。各章の名前から推測もできるでしょう。
でも、長すぎました。
煌夜祭で見せてくれた主人公たちのあうんの呼吸での無駄のないやり取り。行間から覗くそれぞれの思い。あの短い物語に1000年の時間が凝縮されていたのに。

あとがきに思った以上に長くなったことを編集氏が許してくれたと書いてあったから、この編集氏のせいでこんな作品になっちゃったってことだと思う。
一冊でまとめていれば(まとめられれば)いい作品になったと思う。f:id:kind_of_four:20151124225633j:plain
『夢の上』多崎礼

煌夜祭』は4、5回読み直した。それでも面白かった。また読み直すと思う。でも、貸し出し中で帰ってこないんだよう。
煌夜祭 (中公文庫)

夢の上 - 海獺の読書感想文対策

心がつながってるかってことですね

2016/03/30 19:21

ちょっとづつ読んでます

いろんな本を平行して読んだりしますか?と、問いかけてみたりして。
私は3冊くらい平行して読んだりしますよ。
その日の気分ってあるでしょ。落ち込んでるのにスリラーとか、犯罪ものとか読みたくないじゃないですか。そんな時はちょっと明るいのを読んだりして…ってやると、そうなっちゃいます。
今も読みかけは3冊かな?さっさと読まねば。
3巻ものを読み終えちゃいましょ。まあ、終わりが読めちゃってますけど、頑張ります。


そうそう、ちょっとづつの「づつ」は「ずつ」だっていう事だけど、意味としては「づつ」でいいと思うんだけど、どうでしょう?

東名高速は大渋滞 伊豆中央道から縦貫道も…

今日はいるか君とかを見てきました。
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(ばんどういるか君)

雨が降らなくて良かったです。
でも、イルカのジャンプでちょっと濡れましたけどね。かまいるか君たちの模様はかっこよかったですよ。

でも、なんと言ってもペンギン君たちはいくら見ていても飽きませんね。
きいろ君(勝手に名前をつけました)がかなり目立ちたがり屋さんでした。
ピンクのペンギンのぬいぐるみを買おうと思ったのですが残念ながらまた今度ということになりました。
いつ来れるかわかんないのに…

帰りはかなり渋滞でした。
いつも思うのは渋滞の先頭ってどうなってるの?
だって、いつの間にか全然渋滞なくなっちゃうのが不思議でならない。

まぁ、無事故で何よりでした。

伊豆半島…紅葉にはまだ早かった

天城峠もまだ暖かくて全然紅葉には早すぎました。情報収集ミスです。
河津七滝(ななだる)を見て、猪鍋をいただいて気を紛らしました。
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マイナスイオンでリフレッシュでき たかな?

明日は下田まで行って…その後は

どうやって帰ろうかな?

紅葉狩り

やっと紅葉狩りに行けます。
遅くなっちゃったから今年は伊豆です。
南の方まで行って泊まります。
ガソリンが安くなって助かりますね。
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でも、車だと本読めないんですよね。